映画・テレビ

エリックを探して: Looking for Eric

ケン・ローチ監督2009年
エリック・カントナ製作総指揮・出演

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二番目の妻が置き去りにした連れ子(ブラックの息子とギャングに入りかけの息子)と暮らす冴えない郵便仕分け人の人生の危機を、カントナファンの職場の同僚たちが団結して救うというお話し。

ものすごく面白かった。

労働者階級の暮らしの中のファンダムの幻想をこれ以上ないくらいうまく表現した作品で感動。

こんなに感動して泣いたのは、ひさしぶりです。

ケンローチ、天才。

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GANTZ

原作:奥浩哉
監督:佐藤信介 脚本:渡辺雄介 音楽:川井憲二
出演:松山ケンイチ 二宮和也ほか

原作のマンガとアニメ化された作品が面白かったので映画も観に行きました。
『20世紀少年』と同じ感じだと思ったら脚本の方が一緒でした。

Gantz2_2アニメは、主題歌が「リップ・スライム」だったし、奥浩哉独特の諧謔が上手く表現されていて面白かったですが、今回の映画は、途中で出ようかと思いました。

しかし、会場の6割は、中高生男子の集団や中高生カップルだったので、その理由が知りたくもあり、最後まで座っていました。

正直、動員?かと思いましたが、会場を出る時の感想を聴いていたら、自発的に来ていたようなので、その動機をぜひしりたいです。

映画では、「100点をとれば記憶を消してもとの世界に戻れる(ゲームから降りれる)」か「好きな人を生き返らせる」というルールを強調していたので、昼間は学校や塾やお教室でタイトな人格競争を強制されつつ、夜はネットゲームでまた点取り競争という、昨今の子どもたちの日常とマッチしているせいかな?とも思いました。

どうなんでしょうかね?








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劇場版2010 Big Bang BigShow 3D

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ビッグバンのコンサートを3Dカメラで撮影した劇場用映画。

一度ソウルコンに行ってみたいと思いました。

KPOPショーの中毒性は、ライティング・システムにしかけがあると、フランスのテレビ局が解説してましたが、ビッグ・バンの照明システムは、確かにすごい。

ファンがもっている王冠の形の黄色いペンライトと、ステージと空港の滑走路みたいな花道全体に置いてあるぐるぐる動くサーチライトが蟲みたいに動くから、独特の高揚感を生みだしてました。3Dだと浮きあがるし。

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圧巻は、GDのHeartBreaker

一瞬、画面が真っ白になったほど、発光弾が炸裂するような強烈なピカチュウ効果がなんどもくるし、炎は何度もあがるし、特効がすごかった。

韓流ドラマのライティングも、独特だけど、ライティングで中毒性を作る技術が、
すすんでるんですかね?





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ここ数年で印象に残った作品

昨年は、通常の三分の一程度しか映画館に通えませんでした。

MyBestMovieを選ぼうと思ったのですが本数をみていないせいか、あんまり、印象に残ったと思う作品もなく・・・・・・・。

過去数年のMyBestMovieを思い出してみました。

どの映画も、制作の翌年あたりに見ているはずです。

セントアンナの奇跡:Miracle at St.Anna

(2008年制作)スパイク・リー監督

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第二次世界大戦下のイタリア、トスカーナ地方。米軍黒人兵バッファロー・ソルジャーが、皆殺しにした村の生き残りの少年を連れて逃げ回る過程の物語。

東京ローズがちょっと出てきたのも面白かった。

The Edge of Heaven

(2007年制作)ファティ・アキン監督

トルコ・ドイツ合作

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妙な喩えですが『河童の三平』に似た感触の物語。

人の命を軽んじるわけではなく、私たちの日常にあふれている、生命が失われていく瞬間のあっけなさと理不尽さを重苦しくなく描いているところがすばらしい。

英国王給仕人に乾杯!

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:I Served the King of England

(2006年制作)イジー・メンツェル監督

チェコスロバキア
 
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ナチスドイツ支配下をテーマとした作品。
主人公の給仕人の造形がすごくよかった。

明日へのチケット:Tickets

(2005年制作)
エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチ監督

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ヨーロッパ大陸横断列車(インスブルッグ―ローマ)の乗客に生じているドラマを各物語が交差することなく監督ごとに描いていく群像劇。

アジア圏

シークレット・サンシャイン:밀양 ミリャン

2007年制作

監督:イ・チャンドン

原作:イ・チョンジュン

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急死した夫の故郷でピアノ教師を営む都会出身の女性が主人公。

田舎暮らしの中で息子も誘拐されボロボロになる過程で知り合った地元の男性との人間関係が描かれる。

東アジア的な恋愛や母性愛、共同体の呪いの境界を、上手く描いていて面白かった。

自分的には、群像劇が好きなようです。
そして人生の数奇さというかやるせなさを重くなりすぎず軽妙に描いたものが好きみたいです。



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モダンライフ(LA VIE MODERNE)

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レイモン・ドゥパルドン監督のドキュメン タリー映画

監督は、写真家集団「マグナム」所属

マグナムは、ロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソンらが創設。

フランスの農場経営者らの家のリビングや農場で行ったインタビュー・カットが多くを占める。

後継者問題や山間僻地農業の問題の深刻さは伝わってきたが、主婦がいる農家のリビングはどこも、日本の普通の家庭よりも手入れが行き届いていて快適そうで素敵だったので、フランスの農家に対する保護がいきとどいている様子がうかがえた。

ただ、インタビュー画面が多かったので、途中で眠ってしまった。

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レポゼッションメン

原題:RepoMen
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原作・共同脚本:エリック・ガルシア 監督:ミゲル・サポチニクウ
出演:ジュード・ロウ フォレスト・ウィテカー他

人工臓器移植が普通になった20年後の近未来SF。

仕事を選ぶ大物主演俳優二人の格の割に、バイオ・ハザード的ゲーム乗りアクション映画?にしては、CGが安い・・・・・・。

何か、深いテーマがあるはず。

臓器移植問題?かと思ったんですが、

「仕事は仕事」(job a job)というセリフが、ものすごくたくさん出てくるし、主演二人の決めシーンで、「仕事は人を作る」といっているので、仕事問題のようですね。

原題は「Repo Men」だし。

「仕事は選びましょう」ってところのような気がします。

しかし、ジュード・ロウは、いくつになっても格好良いな。







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監督:ティム・バートン
声優:イライジャ・ウッド、ジェニファー・コネリー、ジョン・C・ライリー、クリストファー・プラマー、マーティ ン・ランドー

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いや~、キャラクター・グッズのCMをながながやられた感じ。

全てのキャラクターが上手くできてて、かわいいけど、15分くらいで、出ようかと思いました・・・・・。最後まで見たけど。ぜっんぜっん、面白くなかった。

松本大洋の「吾」との関係はあるのかね?そこまで、内容が深くないけど。

というより、9が始まる前に放映された、若松孝二監督、寺島しのぶ主演の「キャタピラー」の予告編の映像の衝撃が強すぎて、夢夢しいおとぎ話どころではなかったというのが本当のところ・・・。

キャタピラー、観に行こうとおもっていたけど、やっぱ、やめようと、思いました。

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フローズン・リバー(Frozen River)

監督・脚本:コートニー・ハント
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出演:ミスティ・アップハム(ライラ)  メリッサ・レオ(レイ)
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モホーク族とアングロサクソン、自治区と国民国家、同じ地域に住みながらも、人種が異なることで、空間や人、関係性の意味づけや、従う規律や秩序が全く違う世界に住むライラとレイ。

凍った河を渡ることはモホーク族にとっては自治区内移動にすぎないが、自治区外の人間にとっては、密入国になる。

ライラもレイも、トレーラーハウスに住み、それぞれの社会の周辺に位置するシングル・マザーという点で共感し共謀する存在となる。

物語のラストが素晴らしくいいと評判となっていますが・・・・。

河が凍るということに象徴される逆境が、世界の違う両端を結びつけ、疲弊したそれぞれの社会の罪を償いその果てを拓く契機となるのではないか、といった解釈になるからなのでしょうか?





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ウディ・アレンの夢と犯罪(CASSANDRA'S DREAM)

監督:ウディ・アレン 出演:ユアン・マクレガー コリン・ファレル他

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ウディ・アレンといえば、家族病理、ミソジニー、依存症・・・・・。

ロンドン三部作最後の作品も、上記のテーマを描いた作品だった。

「顔と頭がいいお前には将来がある」と周囲から言い続けられながら、投資家を夢見つつ父が経営する傾きかけた食堂を手伝う兄(ユアン・マクレガー)と、元フットボールのヒーローで現在はギャンブル狂いの自動車整備工の弟(コリン・ファレル)といった、典型的かつ美しき労働者階級の兄弟の父が、「人生で決まっているのは死ぬことだけだ」という言葉が最も印象に残った。

兄弟がロンドンでの落ち着いた生活から足を踏み外す契機が、家がほしいや女優として成功したいといった恋人たちの夢をかなえるためや、ハリウッドで成功した整形外科医の失敗のしりぬぐいといった、家族からの期待に過度に答えようとするところに求められていたことが、ウディ・アレンらしいと思った。




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プレシャス(Precious)

監督:リー・ダニエルズ 
出演:マライヤ・キャリー ガボリー・シディベ モニーク ポーラ・パットン
    レニー・クヴィッツ他

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主人公のプレシャスは、女子が受け取る恩恵の全てが極端な負の形をとって、溜め込まれた存在。

個人的には、プレシャスに、陰惨な現実が襲うたびに挿入される、非現実的なロマンスやスターとの同一化のシーンが、アリー・マイ・ラブをちょっと思いださせる感じで、音楽も素晴らしく、コミカルで、面白かった。

しかし、教師の熱心な指導によって、読み書きや語る能力が向上するにつれて、そんな同一化の幻想が減っていく過程が、内面の自立の指標とされていたことが、より、この映画のメッセージを伝えているようで、興味深かった。

脱ロマンス、脱家父長制下の夢想への耽溺といった、未来の社会関係を予感させてくれたので、今のところ、一番好きな作品となりました。






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